本文までスキップする

NOU-GYO Lab 2025:高見農園/杉原希さん

2025年に始動した「KOBE NOU-GYO Lab」(神戸農漁ラボ)
農家さんや漁師さんが“体験プログラム”をつくることで、もっと一次産業に関心をもつ方、一次産業に関わる人を増やそうという取り組みです。
2025年度は11のプログラムが実現に向けて動き出しています。
今回、参加されている方をご紹介していきます。vol.11は高見農園/杉原希さんです。
つくったプログラムなどは随時お知らせしますので、続報をお楽しみに。

高見農園/杉原希さん

①活動エリア
神戸市西区岩岡町

②農業を始めるきっかけ、年数

祖父母の代から続く農家の家系ですが、私は製薬会社に勤務しています。コロナ禍によるテレワークを機に地元で過ごす時間が増え、農業を営む両親の姿を見て手伝いたいと思うようになったのがきっかけです。2023年から本格的に農業に関わり始め、ぶどう栽培の一連の過程を経験したことに感動し、絶やしたくないと強く思うようになりました。

③栽培作物、規模

ぶどう園の広さは1反(約1000㎡)で、32本のぶどうの木を栽培しています。品種はピオーネとシャインマスカットをメインに、8種類ほどです。その他、キャベツやにんじんや黒豆などの季節の野菜もつくっています。

④体験コンテンツの開発に興味をもったきっかけ。
両親と、フルタイムで仕事をしている私の3人体制での農業には、いずれ限界がくると感じており、この美味しいぶどうや農業の面白さを多くの人に知ってもらいたいという思いがあります。 私自身が農業から離れていた期間が長かったからこそ、土に触れ、作物が育っていく過程に大きな感動と楽しさを見出しました。この経験を都市部の人たちとも共有し、農園をみんなで守っていくようなコミュニティがつくれないかと考えたのがきっかけです。

⑤どんな体験コンテンツを提供したいですか。
知っていただく入り口として、毎年行っている黒豆の栽培から収穫、そして味噌づくりまでの一連の流れを体験できるコンテンツを形にしていきたいです。また、メインであるぶどうについては、地元のパティシエさんと連携したタルトづくり体験を企画し、既に満員となるほどのリアクションをいただきました。今後は黒豆味噌づくりの体験を基軸に、ぶどう園のコミュニティづくりについても時期を見ながら検討していきたいです。