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KOBE NOU-GYO Lab 2025:杉原希さんフォトレポート

2025年に始動した「KOBE NOU-GYO Lab」(神戸農漁ラボ)

農家さんや漁師さんが“体験プログラム”をつくることで、もっと一次産業に関心をもつ人、一次産業に関わる人を増やそうという取り組みです。

2025年度は11のプログラムが実現に向けて動き出しています。

今回は、体験プログラムの様子をお伝えします。vol.9は 高見農園の杉原希さんです。

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高見農園  杉原希さん

ご両親が高齢となり農業が難しくなった際の農園継続に、将来的な不安を抱えていた杉原さん。土に触れ、作物が育っていく楽しさを都市部の人たちとも共有し、農園をみんなで守っていくようなコミュニティがつくれないかとご応募いただきました。神戸農漁ラボ事務局と検討を進める中で、

・大豆から育てる味噌づくりワークショップをコミュニティづくりの起点とするのはどうか。

・年間スケジュールと内容を検討し、プレ実施を行ってみよう。

・次年度以降に使える写真などを撮り溜めよう。

という話が進み、今回の主なサポートとして、SNSの広報用バナーの作成やイベント運営の仕組みづくりのサポートをすることになりました。

春が来たのかと戸惑うほどの暖かい気温となった12月中旬。参加者のみなさんは、西区岩岡町にある高見農園の倉庫に集まりました。

杉原さんとご両親の元気な挨拶を終え、味噌の原料となる黒豆の収穫です。黒豆は、もう25年以上も栽培されているとのこと。収穫中には、ご両親の馴れ初めの話(!)も飛び出し、“生産者”や“消費者”と壁をつくるのではなく、関係性が近づいていく気がしました。

収穫後には、みんなで鞘から豆を取り出す脱粒作業です。足踏み脱穀機という昔ながらの道具も初体験!大きな歓声に包まれながら和気あいあいと作業を進めました。

続いてすっかり真冬の装いとなった1月中旬。今度は味噌づくり体験です。こちらも、昔から大事に使われている大豆潰し機が登場し、興味津々で順番に使っていきながら、味噌を仕込んでいきました。

味噌を仕込んだ後は、昨年つくられた高見農園の味噌でお味噌汁。身体がじんわり暖まります。最後に一息ついた時間が心地よく、杉原さんのお父さんからは「娘が勝手に色々挑戦するからねぇ、けど巻き込まれてよかったよ」という声も。こうした何気ない会話も、ワークショップの魅力になるような。

黒豆の味噌づくりプログラムは無事終了しました。今後は振り返りを進めつつ、1年間のスケジュールや広報ツールのデザインについて検討を進めていきます。

写真:岩本順平