KOBE NOU-GYO Lab 2025:岡野寛子さんフォトレポート
2025年に始動した「KOBE NOU-GYO Lab」(神戸農漁ラボ)
農家さんや漁師さんが“体験プログラム”をつくることで、もっと一次産業に関心をもつ方、一次産業に関わる人を増やそうという取り組みです。
2025年度は11のプログラムが実現に向けて動き出しています。
今回は、体験プログラムの様子をお伝えします。vol.6は cinnamon garden & farm の岡野寛子さんです。
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cinnamon garden & farm 岡野寛子さん
これまでマルシェやワークショップを実施してみる中で、集客やコンセプト設定、広報に課題を抱えていた岡野さん。
神戸農漁ラボ事務局と検討を進める中で、
・農地を使える強みを活かし、収穫体験もできるワークショップにするのはどうか。
・ワークショップ用の大きな机を製作し、畑の中でワークショップができる形をつくるのはどうか。
・プレ実施を行い、今後の広報に向けた写真を撮り溜めよう。
という話が進み、今回の主なサポートとして、畑でも使える机をつくるという形になりました。
11月某日、無事ワークショップ用の机が出来上がり、畑でのしめ縄づくりを実施することにしました。

風もなく穏やかな気候に恵まれた11月下旬。参加者のみなさんは、西区平野町にある岡野さんの畑に集まりました。
日々目にするものの、実際に畑に入るというのは意外と珍しく、少しワクワクしながら畑に入っていくみなさん。

畑の奥には、大きな木の机が。既に岡野さんが用意した草花が並んでいます。
まずは、しめ縄の縄の部分になるレモングラスの収穫です。爽やかな香りがめぐります。

収穫を終えると、しめ縄をつくっていきます。岡野さんの説明のもと、2人組をつくって縄になるようねじっていったり、好きな装飾を選んでいきます。
南天、ツルウメモドキ、アナベル、ナンキンハゼ、ヘクソカズラなど、岡野さんが日々集めながらドライにした草花の中から好きなものを選んで飾り付けます。
栽培した草花だけでなく、里山の自然の中にある野草も活用したい。そんな岡野さんの思いも込められていました。



リースづくりも終盤に差し掛かると、フレッシュなレモングラスでハーブティーを。実はちょっと薄かったりして、今後の検討課題になりました。やってみての大切な気付きです。

リース完成後は、落花生の収穫。「落花生ってこんな風に育つんですねー。」と興味深々でみなさん収穫されました。

畑でのプログラムが無事修了しました。今後は振り返りを進めつつ、値段設定やどうやって告知をしていくかなどについて検討を進めていきます。
写真:岩本順平
