KOBE NOU-GYO Lab 2025:香川麻衣さんフォトレポート
2025年に始動した「KOBE NOU-GYO Lab」(神戸農漁ラボ)
農家さんや漁師さんが“体験プログラム”をつくることで、もっと一次産業に関心をもつ方、一次産業に関わる人を増やそうという取り組みです。
2025年度は11のプログラムが実現に向けて動き出しています。
今回は、体験プログラムの様子をお伝えします。vol.1はtiny museの香川麻衣さんです。
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tiny muse 香川麻衣さん

畑に直接来てもらうような体験型の花屋などのアイデアはありつつ、中々前に進められていなかった香川さん。
神戸農漁ラボ事務局と検討を重ねました。
・お客さんに、定期的に花や野菜を届けられる関係性をつくっていきたい。
・花と野菜の定期便、またワークショップの告知や販売ができるツールがあるとよいのではないか。
・入り口として、草花やハーブの色素で布を染める「バンドルダイ」のワークショップを、農家の畑で収穫できる強みを活かして形にしていくのはどうか。
といった話し合いの中で、バンドルダイワークショップを実施してみることにしました。

10月某日。ようやく秋らしい気候になってきた中、参加者のみなさんと香川さんは北区山田町の農村に集まりました。
向かったのは香川さんの農園。色とりどりの花や野菜が並びます。


香川さんの挨拶と説明を受け、布を染めるための花やハーブ、野菜を摘んでいきます。
どんな色に染まるかを香川さんに聞きながらの収穫は、とても楽しそう。

収穫後は、同じく神戸農漁ラボに参加している農家、小栗さんのアトリエに移動します。
ここからは、布に色を染めていく時間です。クロスや枕カバーなどから染めたいものを選びます。
香川さんが用意したドライフラワーも含め、たくさんの草花から参加者のみなさんが思い思いに草花を選び並べていきます。

並べ終わった後はくるくると巻き付けて、蒸していきます。出来上がりを待つ時間は、香川さんの畑で採れたハーブティを。
いよいよ完成です。糸を外し、開く瞬間に胸が躍ります。

それぞれに個性豊かなバンドルダイとなりました。

今後は、ワークショップの値段や、どうやって告知をしていくかなどについて検討を進めていきます。
撮影:岩本順平
